まもなく御代替りを迎え、令和という新しい時代を迎えます。
どうしても、
平成のうちに行っておきたい場所等が気になり、
その想いは大切にしようと、
なるべく、実現するように動いております。
そして、大切な場所のうちの一つ、
桂離宮参観の予約が、幸いにもできたので、
ガーデンデザイナー仲間の友人と、行ってきました。
外腰掛の前の延段。
あまりのダイナミックさ、カッコ良さに、
二人とも、瞬間的に心を奪われました。
桂離宮や、修学院離宮等では、
一列になって参観をしながら、宮内庁の方の御説明をお聞きします。
つまり、、、
他の皆様と同じペースで
進んでいかなければならないのです。
強く急かされるわけではないですが、
ご迷惑にならない範囲で、、、と、思いつつ、
なかなか進めない私達でした。
州浜の辺りからの眺め。
その美しさは、この写真では、表現しきれないです。
こちらは、重森三玲も愛し、自邸にもとりいれた
松琴亭の市松模様。
時代を超えた圧倒的な迫力に、
「デザイン」というものが持つ力を感じます。
炉と竈があるお茶室。
寒い時期も、ここでお点前やお食事を楽しまれていたそうです。
池には鴨のカップルが。
撮影できませんでしたが、シラサギも舞ってきていて、
風情を加えてくれています。
なんというリズム、バランス、、、!
石が大好きな私達、あまりの美しさに、もう目がハートでした。
そういえば、石を見て「かっこいいー!!」と
(まるでアイドルに出会ったかのように)感動する私を見ると、
一般の友人は、「ごめん、分からない。」となるのですが、(^_^;)
今回は、同じ「石好き女子」と行ったので、
二人でときめくことが出来て、ますます盛り上がりました。
桂離宮は、これまでも数回行ったことがありますが、
以前は「何か学ばなければ。」という、固い気持ちだった気がします。
京都造形芸術大学の恩師が、
「庭はガツガツ見たらあかんよ。」と、教えてくださいましたが、
本当にその言葉を実感しました。
というのも、今回は、リラックスして、素直にたのしんだので、
桂離宮の美しさに感動しただけでなく、
自由さ、懐の深さ、雄大さに、
包み込まれたような感覚になったのです。
こちらは月波楼からの眺め。
庭って、やっぱり、素晴らしいね、、、。
そんな気持ちを共有し、とても豊かな時を過ごすことができました。
そして、世界に誇る芸術である日本庭園の美しさを
改めて、強く、実感しました。
また近いうちに、訪問できますように。
お読みいただき、有難うございました。
令和も、
皆様にとって、素晴らしい時代となりますように。
はまもとのりこ