新しい年を迎えました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2020年は大きく変わる年、と、あちこちで耳にします。
私も(あくまで自分の中にある感覚ですが)、、、そのように思います。
そして、変化のスピードは、令和の世らしく、
加速度を増すのだろうと感じています。
大切な「節分」を迎える前に、2019年のことも少し振り返ってみると、、、、。
後半の多くが、韓国でのプロジェクトとともに過ごした日々でした。
とある個人邸のガーデンデザインについて打診があったのが、昨年の6月のこと。
そして7月からデザインに取り組み、10月の前期工事まで、
これまでとは考えられないスピードで進む中、
全速力で走った、、、そんな日々でした。
場所は、ソウルから東に車で1時間ほど、
国有林と渓流に囲まれた、空と空気が美しい土地。
実は、クライアントは以前から大変お世話になっていた方で、
新築されるご自宅のお庭をご依頼いただいたのです。
建物は、ドイツ製の最先端パッシブハウス。
零下20度でも、夏の暑さの中でも、
室内は、エアコンほぼ無しで、
一年中快適に過ごせる、という美しいデザインのエコハウスです。
玄関を入ると、飛び込んでくる、大きな窓、
ここに、サプライズと遠近感を演出する、モミジをご提案しました。
(韓国の職人さんと位置や向きを決めます。)
、、、と言っても、私は韓国語は出来ないので、
日本語堪能のクライアントがお留守の場合は、
建築士さんとは英語、
他は、時に、日本語と韓国語の単語、スマートホンの簡易翻訳機、
職人さんとは、、、
完全な身振り手振り!!!
それでも、お一人お一人に、覚えたての韓国語自己紹介をし、
懸命にお願いするうち、
とても良いチームになれました。(^^)
(現場一日目を終えて、ずっと付き添ってくださった奥様、職人さんと。)
厳しい冬を迎える前に、構造物を作り、高木を植え、
2020年春、植栽をして完成の予定です。
(クライアント様のご了解を得て掲載しております。)
先日、来日されたクライアントご夫妻が、
「毎朝庭を見るたびに、幸せを感じます。」と言ってくださり、
これ以上の喜びはなく、感謝と感動で心がいっぱいになりました。
施工中、全く異なる環境の中、
自分の中で、20年以上経験してきた、
庭づくりの「常識」を完全に忘れ去り、
同時に共通項である、お客様の幸せを目指す、という双方を目指して得た、
私にとって、宝物のように大きな経験だったからです。
韓国のプロジェクトに関しては、後日詳しくご紹介したいと思います。(^^)
また、もう少し前に振り返ると、、、
2月に恩師、故ジョン・ブルックス氏のもとへ渡英、
http://original-garden.seesaa.net/article/464649692.html
その際、英国BBCでインタビューが放映される、という
不思議な不思議な、できごともありました。
http://original-garden.seesaa.net/article/464243915.html
私は庭やアートを通した「国際文化交流」を
ライフテーマの一つとしているので、
昨年は様々な国の人々や、生活に根差す文化に直接触れ、
公私ともに交流できた、
多くを学んび経験できた一年でした。
もちろん、大変なことはたくさんありましたが、
振り返ると、ただただ感謝です。
ちなみに、
韓国の現場、午後の差し入れは、
マッコリとキムチ!
(撮影用のポーズ、一口だけ、、、(^-^;、、)
今後も、
そこで住まう方、過ごすが、
お庭を眺めたり、その中で楽しんでいただくことで、
幸せを感じていただき、元気にパワーアップする、、、。
そんなお庭を目指したいと思います。(^^)
今年もよろしくお願いいたします。
お読みいただき、ありがとうございました。
はまもとのりこ